SSブログ
- | 2015年11月 |2015年12月 ブログトップ
前の1件 | -

初診時に痛みのある部分の処置はしますが歯石はとりません。

こんにちは。

今回は、ご説明してても初診時に除石(歯石とり)を希望される方がたまにいらっしゃるので、当院の治療の流れについてお話したいと思います。

 皆さんがはじめて歯科医院に行かれて、どれくらいのアポイント時間でどういった処置をしてもらっていますか?
 お口全体が写るレントゲン(パノラマX線)、簡単な歯周病検査(1点法)、歯石取りで30〜45分以内といったことろでしょうか?医院によっては歯石取りは2回にわけていると思います。

当院は電話対応の段階、初診の問診時の段階で、初診時はお口の資料取りとその説明、痛みがあれば必要な処置をすることをお伝えしております。それだけで60分〜90分のアポイントをいただいております。よって歯周基本治療(歯石をとること)は2回目以降になります。
また、歯石もとったらとりぱなしでは意味がありません。歯石をとることで歯周病の状態、お口の中の歯茎の炎症が改善していることを評価しないと意味がないと考えております。

当院の初診時に行っている検査と理由を以下にお示し致します。
むし歯や歯周病による骨の状態をしっかりと判断できる小さなレントゲンをお口全体で12枚(放射線量は少ないです)、
お口全体の状態を把握するための口腔内写真12枚(普段みえないお口の中をしっかりと把握する目的と、説明の時に患者さんがわかりやすくなります)、
歯周病の精密検査(1本1本の歯の周りを複数歯周ポケットを検査することで、簡単な検査より歯周病の状態を把握することができます)

初診時に歯石をいきなりとらない理由として
①初診時から、他院では行っていない詳しい検査をするためにしっかりとお時間をお取りしている。
②歯周基本治療(歯石とり)は基本的に1回で終わらないため。
一人一人歯周病の病態が違いますし、歯石のつきかた、ついている量も違います。当院は、歯石をとることで歯周病の病態の改善(歯周ポケットの改善や、歯茎の出血、腫れの改善など)をしっかりと評価してからメインテナンスに移行するようにしています。
 検査→SC(歯肉縁上の歯石とり)→検査(再評価)→必要であればSRP(歯周ポケットの中の歯石とり)→検査(再評価)
③お口の中の状態をしっかり把握、説明してから歯周基本治療(歯石)を行っている。
④むし歯のリスク検査を80%以上の成人に行っていただいているので、歯石をとってからむし歯のリスク検査をすると検査結果に誤差が生じる。
⑤口腔衛生指導がしっかりとできていなければ、歯石をとっても2〜3日ですぐに歯石がついてきて、歯医者に行っているけど歯周病が進行する原因となる。

その場しのぎの処置は当院は推奨しておりません。
来院回数に関しては、患者さんのライフスタイに合わせて短縮できる部分は考慮しておりますので、当院の趣旨にどうぞご理解をいただければ幸いです。

歯科医療の真の価値をご提供したいと考えております。

あかまつ歯科クリニック



前の1件 | -
- |2015年11月 |2015年12月 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。