SSブログ

口腔ケア、メインテナンスは不要不急ではない!

不要不急の歯科治療”という言葉を聞くことが最近あるようです。

 不要不急という言葉は全く医療. 歯科医療に馴染まないのではないでしょうか?

 使うべき言葉は医科、歯科において救急処置以外は一時的に延期するという表現が正しいと思います。
 これは一重に医療現場においての医療資源であるPPEの確保とカーブを平坦化することによるCOVID 19による死者数を減らすための一時的な医療的処置であり、その2点がクリアした時点で歯科診療を開始すべきだとアメリカでは考えられて言われ出し、日本では細かいことも理解されずに言葉だけ使用されています。
 これは、歯科医師会がしっかりと統制がとれているアメリカでの考え方です。この考え方で、COVID-19感染が平坦化してきたアメリカの州ではガイドラインを決めて、5月より通常診療を開始するようです。

 では、日本はどうでしょうか?
 学会、歯科医師会、厚労省等々、すべての意見がバラバラかもしくは各歯科医師に判断を丸投げしているような玉蟲色な指示、かつアメリカの真似事、もしくはアメリカからの情報を一部抜粋して採用している様に思います。
 また国の対応も違います。アメリカが国策が成功しているかどうかは別にして、国と州に強い権限が与えられている状況でこそ、医療資源を医科に回し、歯科医療を制限することに成功しているのです。日本のお願いベースの緊急事態宣言では、第1波の感染が抑えられても、第2波・第3波の感染が来ると想像するに容易ではないでしょうか?そんな状況が考えられる中、短期だけならまだしも、長期的に歯科医療を制限することは日本国民にとって有益なのでしょうか?それであれば、withコロナ、他の病原体と共存を想定した世界に準備をすべきだと考えます。

 歯科医療において、drill、fill、bill(削って、詰めて、請求する)と言われる治療ももちろん大事ですが、歯科医療の価値として、口腔の健康を保つメインテナンスにこそあるのではないでしょうか?

 もちろん医療の最前線に医療用装備が優先されるのはもちろんですが、歯科は歯科だけができるCOVID-19パンデミックに対する貢献をすべきではないでしょうか?
 N95マスク、サージカルガウン、キャップ、ガウン、グローブ等々、どこまで維持できるかはわかりませんが、当院は歯科医療従事者が感染者とならないようにしっかりとした防護をしながら、このパンデミックに臨んでいきたいと考えています。
 齲蝕や歯周病をしっかりと健康な状態に維持、もしくは重症化予防することで、全身疾患のリスクを下げ、COVID-19感染が起きてしまった時でも重症化しない免疫力向上、肺炎予防に貢献できると考えております。
 この決断は、賛否両論あると思います。
そんな装備があるなら医科に寄付しろ!
メインテナンスってそんなに大事なの?
緊急事態宣言での人との接触は避けるのに歯科は行かなくてもいいのでは?
今は我慢して、あと何ヶ月かしたら落ち着くからそれまで自粛したら?
等々・・・・

 私は、前述した通りCOVID-19パンデミックは、1ヶ月2ヶ月で落ち着く問題でないと考えております。おそらく1年もしくは2年しないと落ち着いたとは言えないと考えます。そう考えると、普段から感染に強い身体作りとして、お口の健康を整えて、しっかりと噛めるお口、清潔なお口で全身疾患にかかりにくい状態、健康なお口で免疫力アップを考えられるほうが皆様に有益だと結論致しました。

当院は、お口の健康づくりから地域の皆様の健康に寄与し、コロナに負けない!身体作りをサポート致します!

文章が読みづらいと思いますが、私の考えに賛同いただける方は是非近々のご来院お待ちしております!
nice!(0)  コメント(0) 

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。