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子供の将来を考えた治療を!

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皆さんは、子供の治療についてはどのように考えていますか?

むし歯があったらすぐに、さっと削って詰めてもらえたら満足でしょうか?
何回治療してもむし歯ができ、むし歯のリスクが高いのはわかっていてもまたすぐにむし歯の治療を希望されますか?

むし歯が多くむし歯になりやすいのはわかっているから、唾液検査(むし歯のリスク検査)なんてしなくていい。しても意味がない!はやく削ってつめてほしい!
さっと歯磨きしてフッ素を塗ってくれたらそれでいい!時間かけないでほしい!
等、こんなご意見をいただくことがあります。

ほとんどの歯医者さんは、
むし歯があったので削って治しました!もう大丈夫!フッ素を定期的に塗って、むし歯ができないか定期的にチェックに来て下さい!
といって終わっています。
穴があいているからそこを削って詰めるのは、どんな歯科医でもできます。でもほとんど、後のことを考えずに詰めて終わっているので、むし歯を新たにつくってきます。

むし歯ができたらすぐに治しましょう。むし歯になりそうだったら削って詰めましょう。歯磨きしてたら大丈夫、フッ素を定期的に塗ったら大丈夫。
そんな発言は無責任過ぎて、また医療人の良心に反して私は言えません。


おそらく歯科に受診される最初のきっかけは2つに分かれると思います。
①むし歯で穴があいてきたから治してほしい。
②むし歯はないけどフッ素を塗ってほしい。

では、どちらがむし歯のリスク検査が必要だと、皆様は考えられますか?


答えは、両方とも必要です。

その理由として、
①はむし歯になった理由・原因がわからないのに修復してもまたむし歯をつくってしまうから。
②は、なぜ今までむし歯にならなかったのかわからないままフッ素を塗っても、フッ素の効果で運良く両親の管理下にある小学生まで「むし歯なし」でいけるかもしれません。けれども、中学生以降に両親の目が届かなくなったらすぐにむし歯を作る可能性があります。


子供の時ほど、むし歯がない時ほど、歯科に通って、どうやったらその状態を一生維持できるのか考えるべきです。むし歯がある場合は、もちろんのことです。

むし歯で穴があいているから、そこを削って詰めたら治療は終わりでしょうか?
定期的にフッ素を塗っていれば問題ないでしょうか?
歯ブラシはどうやって使っている?どのくらいしている?仕上げ磨きはしているのか?
フロスは使っている?
間食はどれくらいの頻度でとっている?どんな食べ物を好んで食べている?
むし歯の原因菌はどれくらいいる?減らすためにはどうしたらいい?
唾はどれくらい出る?唾の酸中和力は強い?弱い?
フッ素はいつ、どの頻度で取り入れている?


他にも確認すべきこをは多々あります。

確かにフッ素の効果は絶大です。
でもそれだけではむし歯をなくすことはできません。

では、どうやったらむし歯を防ぐことはできるのでしょうか?

それを解決してくれる方法を導き出す道具が、唾液検査(むし歯のリスク検査)です。
むし歯の原因菌がどれくらいいるのか?
唾の量はどれくらいでているのか?
唾の酸中和力はどれくらいあるのか?
食生活はどうなのか?
フッ素の摂取状況は?

唾液検査をすることで、自分のお口の中の弱点や強みを知ることができます。
また、むし歯に対する関心も高まりますし、知識が増えます。

唾液検査は魔法の検査ではありません。してもまったく関心がなかったり、行動が変わらなければ意味がありません。
しかし、お口の中の弱点や強みを知ってもらうこと、むし歯に対して正しい知識を得てもらえるのに、唾液検査以外方法がないといっても過言ではありません。

自分の口、お子様の口は、各自で守って頂くもので、歯科医院が関与できるのは365日中せいぜい数日です。各自で守ろうにも、守るべき手段、知識がなければ不可能だと考えております。

ある調査では、唾液検査をしている人と、していない人では、新たなむし歯を作るリスクが変わると報告しています。それは、唾液検査をすることで、自分の口を知り、守る方法、知識を得たからだと推測されます。

唾液検査は当院では3000円と、医療券を使って受診される方にしてみると、この歯科医院は儲け主義、高い自費検査をすすめると感じるお母さんは多いと思います。また、むし歯もないのになんで子育てに忙しい中そんなに歯科を受診しないといけないのか疑問に感じるお母さんも多いと思います。
しかし、唾液検査をしても歯科医院に利益は残らず、赤字といっても過言ではありません。むしろ何も考えずにむし歯治療、フッ素を塗っている歯科医院の方が儲け主義と言ってもいいと思います。

唾液検査は、お子様の一生を考えた上で、歯科医師としての良心でおすすめしております。

まだまだ、当院の考え・コンセプトを、皆様にわかりやすく、どのようにお伝えしたらいいのか模索中であります。これからも皆様に随時情報を発信していきたいと考えておりますので、ご興味のある方はご覧頂けたら幸いです。また、ご意見、ご質問いただけたら幸いです。

長々と取り留めの無い文章になって申し訳ございません。
最後までお読み頂きありがとうございます。




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