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従来の歯科医療ではむし歯や歯周病の進行を避けることができない?!

ちょっと古い論文でからですが、とても重要なのでご紹介します。
It becomes obvious that traditional dental care does not prevent the progression of caries and periodontal disease in an adult population.
Axelsson and Lindhe 1981
従来の歯科医療ではむし歯や歯周病の進行を避けることができないことは明らかである。
と報告されています。
しかも30年前の時点で報告されています。
昔の報告なので今は違うと感じられるかもしれません。
しかし、日本の歯科医療自体、30年前とやっていること自体大きく変わってはいません。

痛くなってから歯科医院に通う
歯科医師からの治療を目的に通院する
Drill/Fill/Bill(削って詰めて請求する)

ではあるべき歯科医療とは何でしょう?
教育されたDH(歯科衛生士)が専用チェア(個室)で口腔ケアを任される。
患者さんは担当の衛生士のメインテナンスを目的に通院する。
必要があれば、歯科医師の治療を受ける。

また、メインテナンスに移行するまでの過程も大事で、お口の中について知識を得ること、トラブルがあったらフィードバック出来るように、リスクアセスメント、再評価をしっかりとすることが大事です。

自分のお口の中を知らなければ、自分の弱点を知らなければ、適切なホームケアもできないですし、再評価をしていなければ、口腔ケアや治療が適切であったか判断ができないので、そんな状態でメインテナンスに入っても、すぐにトラブルが出てくると思います。
こういった診療プロセス、システムをしっかりと構築したものが、当院で行っているメディカルトリートメントモデルです。

できるだけ健康な歯を残したい、治療するならできるだけやり直しにならない治療を提供したい。
常にそういったことを頭の中で想い描きながら、日々の臨床に従事しております。

あかまつ歯科クリニック

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